合成葉酸と天然葉酸の違いとは?

葉酸は、胎児の神経管閉鎖障害を防ぐ効果があるとされ、厚生労働省も摂取を通知している水溶性のビタミンB群の一種です。そんな葉酸ですが、合成葉酸と天然葉酸と2種類あるのをご存知でしょうか?今回は「どう違うのかが分からない…」という声も多い、2種類の葉酸の違いを解説していきたいと思います!

 

合成葉酸と天然葉酸の違いとは?

葉酸には、2種類の葉酸があります。合成葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)と天然葉酸(ポリグルタミン酸型葉酸)です。これらの違いを見ていきましょう。

 

まずは合成葉酸です。合成葉酸というのは、葉酸サプリに含まれている人工的に作られた葉酸のことを言います。食品に含まれている天然葉酸と比べて吸収率が高いことが分かっており、厚生労働省が摂取を推奨している葉酸はこちらを指しています。

 

一方、天然葉酸というのはほうれん草やレバーなどの食品に含まれる葉酸のことを言います。天然葉酸は熱に弱く、調理によって壊れやすい性質を持ち、体内への吸収率が50%以下とも言われています。

 

どちらも葉酸という意味では、妊活中・妊娠時・授乳中に必要な成分であることには変わりません。しかし、食品で摂取できる天然葉酸の量は限られているので、天然葉酸だけで1日の葉酸の摂取目安量を維持していくのは不可能とされています。サプリに含まれている合成葉酸が吸収率が高いので、効率良く葉酸を摂り入れるにはピッタリなのです。

 

なぜ厚生労働省は合成葉酸の摂取を推奨しているの?

厚生労働省は2000年から、妊娠を希望する女性と妊娠中の女性に合成葉酸を1日400μg摂取するように推奨をしてきました。その理由というのが「合成葉酸には胎児の神経管閉塞障害のリスクを防ぐ効果がある」というデータがあるからです。ただし、1日1000μg以上摂取すると発熱や蕁麻疹、かゆみや呼吸障害などが起こる可能性もあり、ビタミンB12欠乏症の診断を出にくくする、小腸から亜鉛の吸収をしにくくするなどの副作用があるとされています。なので、量をしっかりと守っていただき飲んでいくことが何よりも大事です。

 

まとめ

葉酸と何気なく言葉にしていますが、葉酸は2種類あります。1つ目は合成葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)で、葉酸サプリに含まれる人工的に作られた葉酸のことを言います。2つ目は、天然葉酸(ポリグルタミン酸型葉酸)で食品に含まれている葉酸のことを言います。どちらも必要な成分ですが、天然葉酸よりも合成葉酸の方が体内への吸収率が高く、1日の摂取目安量を維持するには葉酸サプリの合成葉酸の存在が不可欠です。ぜひご自身に合った葉酸サプリを見つけていたき、飲み続けていただければと思います。